リース料を小切手振り出しで支払った時の、利子込み法による仕訳です。
利子込み法による仕訳は、リース契約時にリース料の総額をリース債務として記録してあります。なのでリース債務の残高は利息が含まれた金額となります。
リース契約の内容はリース期間が5年、年間リース料が5万円、リース資産の見積現金購入価額が20万円だとします。
では、仕訳です。
まず、年間リース料の5万円には利息も含まれていますが、利子込み法による記録がしてあるので、支払ったリース料と同じだけ負債であるリース債務が減ったことになります。
リース債務が5万円減ったので、仕訳の借方(左側)はリース債務50,000となります。
次に、リース料の5万円は小切手振り出しで支払っているので、資産である当座預金が5万円減ったことになります。
当座預金が5万円減ったので、仕訳の貸方(右側)は当座預金50,000となります。
仕訳の貸借(左右)はリース債務50,000=当座預金50,000で同じになります。
仕訳勘定の下には「リース料を小切手振出で支払う」などと取引の内容を、年月日には取引日を、元丁には勘定科目ごとにつけた任意の番号を記入しておきます。
これで、リース料を小切手振り出しで支払った時の、利子込み法による仕訳ができました。
