製品製造のために材料5,000円を消費した時の仕訳です。材料5,000円のうち3,500円は特定の製品製造に、1,500円は複数の製品製造のために消費したとします。
特定の製品を製造するために消費した材料は仕掛品勘定で、複数の製品を製造するために消費した材料は製造間接費勘定で仕訳記録します。
まず、 製品製造のために材料を5,000円消費したので、資産である材料が5,000円減ったことになります。
資産の材料5,000円が減ったので、仕訳の貸方(右側)は材料5,000となります。
次に、特定の製品を製造するために消費した材料は仕掛品で記録しその額は3,500円なので、仕訳の借方(左側)は仕掛品3,500となります。
そして、複数の製品を製造するために消費した材料は製造間接費で記録しその額は1,500円なので、仕訳の借方(左側)は製造間接費1,500となります。
これで、仕掛品3,500+製造間接費1,500=材料5,000となり、仕訳の貸借(左右)の金額が5,000円で同じになったで、材料を製品製造のために消費した時の仕訳ができました。
仕掛品の元帳は借方(左側)に材料3,500と記入。製造間接費の元帳には借方(左側)に材料1,500と記入。材料の元帳は貸方(右側)に仕掛品3,500と製造間接費1,500を記入することになります。