![仕訳帳(買掛金・為替差損益・当座預金)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1024x914:format=jpg:rotate=270/path/s06196a7d5282e960/image/id7575498061c5cd3/version/1573182126/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%B8%B3-%E8%B2%B7%E6%8E%9B%E9%87%91-%E7%82%BA%E6%9B%BF%E5%B7%AE%E6%90%8D%E7%9B%8A-%E5%BD%93%E5%BA%A7%E9%A0%90%E9%87%91.jpg)
1,000ドルの買掛金を当座預金から支払った時の仕訳です。
商品仕入時の為替相場が1ドル=100円、買掛金支払時の為替相場が1ドル=110円の場合です。仕入時と支払時の為替相場が違うので、その差額は為替差損益という勘定科目を使って仕訳記録します。
では、仕訳です。
まず、1ドル=100円で記録してある1,000ドルに対する買掛金を支払ったので、負債である買掛金が10万円(1,000ドル×100円)減ったことになります。
買掛金が10万円減ったので、仕訳の借方は買掛金100,000となります。
次に、1ドル=110円の時に当座預金から1,000ドル支払ったので、資産である当座預金が11万円(1,000ドル×110円)減ったことになります。
当座預金が11万円減ったので、仕訳の貸方は当座預金110,000となります。
そして、10万円の買掛金を返済するのに11万円支払っているので、その差額である1万円の損失が発生したと考えます。上記の通り為替相場の差額は為替差損益を使って記録します。
1万円の損失が発生しているので、仕訳の借方は為替差損益10,000となります。
借方は買掛金と為替差損益2つの勘定があるので、諸口と記入します。
仕訳の貸借は買掛金100,000+為替差損益10,000=当座預金110,000で同じになりました。
仕訳勘定の下には「ドル建てで仕入れた商品の代金を支払う」などと取引の内容を、年月日には取引日を、元丁には勘定科目ごとにつけた任意の番号を記入しておきます。
これで、外貨建ての買掛金を当座預金から支払った時の仕訳ができました。