
勘定式と報告式の貸借対照のうち勘定式の貸借対照表についてです。
勘定式の貸借対照表は貸借(左右)に分けて示す書式です。
借方(左側)には資産の項目、貸方(右側)には負債と純資産(資本)の項目を示す内容となります。
20××年〇月●日の財産状況が、資産は現金15万円、預金35万円、売掛金30万円、商品20万円、備品50万円。
負債は買掛金16万5,500円、借入金20万円。
純資産(資本)は資本金100万円、当期純利益13万4,500円だった場合の勘定式貸借対照表です。
貸借対照表の借方(左側)は資産の項目なので、上記の通り現金から備品まで順番に記入し各勘定科目の横にはそれぞれの金額を示します。
貸方(右側)は負債と純資産(資本)の項目なので、同様に負債の買掛金から純資産(資本)の当期純利益まで順番に記入し各勘定科目の横にはそれぞれの金額を示します。
貸借対照表の借方(左側)の合計は150,000+350,000+300,000+200,000+500,000=1,500,000、貸方(右側)の合計は165,500+200,000+1,000,000+134,500=1,500,000で同じになります。
以上で勘定式の貸借対照表ができました。