建物の引渡を受け、手付金を除く代金を小切手で支払った仕訳の転記
建物が完成して引渡を受け、工事代金を支払った仕訳の元帳への転記です。
【事例】建物の引き渡しを受け工事代金40万円を小切手振出で支払う。建設中に手付金10万円支払っている。
元帳は勘定科目ごとに設けます。
事例の取引仕訳には勘定科目が３つ出てくるので、元帳も３つ設けることになります。
それでは元帳への転記です。
まず、仕訳の借方は建物500,000となっているので、資産である建物が50万円増えたことがわかります。
なので建物元帳の借方は500,000となります。
摘要には仕訳の相手勘定である建設仮勘定と当座預金をひとまとめにした諸口を記入します。
次に、仕訳の貸方には建設仮勘定10,000があるので、資産である建設仮勘定が10万円減ったことがわかります。
なので建設仮勘定元帳の貸方は100,000となります。
摘要には仕訳の相手勘定である建物を記入します。
最後に、仕訳の貸方には当座預金400,000もあるので、資産である当座預金が40万円減ったことがわかります。
なので当座預金元帳の貸方は400,000となります。
摘要には仕訳の相手勘定である建物を記入します。
以上で、建物が完成し引渡しを受け、手付金を除く工事代金を支払った仕訳の元帳への転記ができました。
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