商品10万円を掛けで仕入、12万円で掛売りした取引仕訳の元帳への記入方法です。
商品を仕入れた仕訳には｢仕入｣と｢買掛金｣、掛売りした仕訳には｢売掛金｣と｢売上｣、全部で４つの勘定科目があります。元帳(総勘定元帳)は勘定科目ごとに記入するので、この場合の一連の取引では４つの元帳が出来ます。
まず、商品を仕入れた取引。
仕訳帳左側の借方に仕入100,000とあるので、費用である仕入が10万円発生した事が分かります。
費用の仕入が10万円発生したので、仕入の元帳左側の借方に100,000と記入。
摘要欄は仕訳の相手側勘定｢買掛金｣を記入します。
仕訳帳右側の貸方は買掛金100,000となっているので、負債である買掛金が10万円増えた事になります。
負債の買掛金が10万円増えたので、買掛金の元帳右側の貸方に100,000と記入。
摘要欄は仕訳の相手側勘定｢仕入｣を記入します。
次に、商品を掛売りした取引。
仕訳帳左側の借方に売掛金120,000とあるので、資産である売掛金が12万円増えた事が分かります。
資産の売掛金が12万円増えたので、売掛金の元帳左側の借方に120,000と記入。
摘要欄は相手側勘定の｢売上｣を記入します。
仕訳帳右側の貸方に売上120,000とあるので、収益である売上が12万円発生した事が分かります。
収益の売上が12万円発生したので、売上の元帳右側の貸方に120,000と記入。
摘要欄は相手側勘定の｢売掛金｣を記入します。
これで仕入、買掛金、売掛金、売上４つの元帳への記入が出来ました。
関連記事 仕訳帳への記入の仕方(仕入･売上)
